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PROFILE

6      映画としてのゲーム
子供のころに、インベーダーゲームというのが大流行したことがあって、ゲーセンに入り浸っていた時期があるんですが、その後は特にゲームとかには関心なくなっていました。
しかし昨年、知り合いからプレステを安く譲ってもらったのでやってみたらこれが面白い!
それまで思っていたゲームのイメージとは全然違うリアルな映像とストーリー。これはもう‘参加できる映画’ですよ。見てるだけで一方通行の映画よりも、自分で主人公を動かしてストーリーを進めていくゲームの方が感情移入の度合いが強いのかもしれませんね。にわかゲーマーになった僕は、去年一年間で50本以上のゲームをやってしまいました。
好きなのはやはりアドベンチャーとかRPGのような、ストーリーのあるものですね。
そんな中から、映像・ストーリーの面で良かったものを幾つか紹介します。
 
 ・「クーデルカ」・・・100年ほど前のイギリスで、廃墟となった修道院に居合わせた身分も目的も違う3人が体験する不思議な出来事。ストーリーは、その建物にまつわる忌まわしい過去と複雑に絡み合って上質なホラーストーリーとして展開します。CGっぽさを強調しすぎない美しい映像も素晴らしい完成度で、主人公のクーデルカもゲームによくあるアニメ顔でなくリアルな女性として描かれているのがいいです(ちょっと深キョン似)。このゲームは、販売実績としてはそこそこだったみたいですが、ゲーム(というより作品と呼びたい)としては間違いなくプレステ史上最高のものだと思います。僕の周りでも、割と映画好きな人にはファンが多いです。
 ・「レーシングラグーン」・・・架空都市横浜を舞台に、そこに伝わる‘横浜最速伝説’をめぐって展開する走り屋の物語。ストーリー序盤では、よくある最速の走り屋を目指す話なんですが、中盤以降、ある大企業の陰謀が暴かれてくるに従って近未来SFの様相を呈してきます。今どき珍しいハードボイルドな世界観。セリフはちょっとクサイですが、ハマってしまうと快感です。やはり僕自身走り屋なので、どうしても感情移入してしまうんですね。ラストでは涙が・・・。レースゲームでは‘グランツーリスモ’とか有名ですが、いくらリアルだと言ってもゲームでサーキットをただ走るだけでは飽きるんですよね。走る目的を感じないというか。それよりもこちらの方が、‘走り屋のロマン’をドラマチックに体感できます。
 
今はプレステ2も出てますけど、いくら映像がキレイになっても、僕にとって上の2作品以上の作品はもう出ない気もします。
 
 ・「バイオハザード」・・・プレステといえばコレ、と言うくらい有名ですね。確かにゲームとしてよく出来ています。内容は、ゾンビやモンスターを倒しながら脱出するというもので、アメリカ映画のようなタッチのストーリー。その角を曲がるとゾンビが!という恐怖の演出が上手い。僕は1作目が好きです。
 ・「パラサイト・イブ」・・・スタイルとしては‘バイオ’と似てますが、それよりもカラっとした、ハリウッド映画のような味付け。パート2になって映像もだいぶ豪華になりました。‘バイオ’のようなジメっとした怖さではないですが、その世界観はなかなか面白いです。
 ・「サイレント・ヒル」・・・これも‘バイオ’方式のゲームですが、かなりマニアックというかカルト・ホラーという感じでしょうか?無人のリゾートタウンで行方不明になった娘を探すんですが、グロテスクな映像・ストーリーは、終わった後も謎を残します。
 ・「メタルギア・ソリッド」・・・テロリストのアジトに潜入し、敵に見つからないようにテロを阻止するゲームです。セリフを洋画吹き替えの声優さんが担当するなど、徹底的に‘映画的’であることに拘っています。‘隠れる’という新たなジャンルはスリリングで、ゲーム・ストーリーとしても良く出来ています。
 ・「トゥームレイダース」・・・女性冒険家ララとなって、インカやギリシャなどの遺跡を探検していく。ストーリーよりも、アクションや謎解きを楽しむゲームでしょうか?海外ものらしく、難易度はハンパじゃありません。映像的にはそこそこですが、誰もいない広大な遺跡を探索しているリアル感はなかなかです。
 ・「クロックタワー」・・・僕の大好きなダリオ・アルジェント映画を彷彿とさせる世界観で、巨大なハサミを持つシザーマンから逃げるゲーム。主人公は武器も持たない少女なので、戦ったりはできません。怖くていいんですが、映像がちょっとショボイかな?
 
いやぁ、ゲームってホントにいいですね。
更新日時:
2001/07/07
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