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PROFILE

7      楽器の話
僕は映画の方でも自分で音楽を付けてる訳ですが、最近このHPの方も更新のネタがあまりないので使用機材のことでも書いてみようと思います。
 
一応ベースとドラムも一通りはやるんですが(ただギターだけはダメっすね)、今までメインはキーボードをやってきたので、使ってきた機材を並べてみます。
・ヤマハCS-10・・・小遣いを貯めて初めて買ったシンセサイザーです。この頃はまだ和音の出るシンセはあまり一般的でなく、こういう単音しか出ないシンセで工夫していた訳です。単体ではまずまず色んな音色が作れるんですが、バンドに入れると音が細くてイマイチでした。
・ローランドRS-09・・・確か3オクターブ半位しか鍵盤がないストリングスキーボードです。内蔵コーラスが派手でけっこういい音でした。
・カシオCT-201・・・これはその当時画期的な、PCM音源のキーボードです。いろんな楽器の音が和音で弾けるので良かったんですが、元々家庭用なのでピッチ調整できなかったりして結局家で使っただけでした。
・自作オルガン・・・まだ学生でお金が無かった僕は、オルガンを自作するしかありません。ハモンドと似たようなドローバー式(ただハモンドのトーンホイールはムリなので、完全電子式ですが)のオルガンを作りました。21ミリ厚のベニヤ板でケースを作ったらメチャクチャ重かった(笑)!
・ヤマハDX-21・・・この頃はこういう安価なデジタルシンセがブームで数多く発売されていたので手が届くようになった訳ですね。かの名機DX-7の簡易版ですが、MIDIでアナログシンセと混ぜたりすると結構いい音が作れます。
・ローランドS-10・・・これもこの当時画期的な、サンプリングキーボード。ピアノやストリングスのリアルさに驚きました。これもやはり単体でなく、アナログシンセと混ぜるといいですね。
・シーケンシャルPro-8・・・結構太い音で良かったんですが、完全アナログ音源だったので使ってるうちに8つのオシレーターのチューニングがズレるのがヤバかったです。
・コルグDW-8000・・・これも基本的にはアナログシンセですが、発振器はデジタル制御なのでチューニングは安定してました。太くていい音でしたね。
・ローランドD-50・・・だんだん納得のいく価格帯のものが買えるようになってきました(笑)。透明感のあるデジタルサウンドは使えます。
・コルグM-1・・・一応デジタルシンセらしいんですが、実際にはPCM音源をアナログ方式で加工するタイプ。シーケンサー内蔵で、これ一台で打込み曲を作れます。ただ単体でキーボードとして使うといいんですが、打込みで音色を分けると音がショボくなります。
 
もう今は、上のD-50とM-1くらいしか手元にないので、この2台だけで曲作りをしてるんですが、映画に付ける曲の場合は曲だけで全てを表現する訳でなく、音楽自体は割とシンプルでいいと思うんですよね。
だから今のところはM-1の方でドラム・ベースにバッキングを一つ二つのせて、D-50で主メロディーを弾くくらいで充分な感じでいます。
M-1でも例えばストリングスなどは同じ音を3トラック位に(ちょっとピッチをずらしたりしておくと吉)並べておくなりすればそこそこ厚くなりますしね。ベースなんかはM-1単体で充分太い音が出ますから。
 
今でもたまに、楽器屋に立ち寄って新しいシンセを弾いて見たりするんですが、やはり僕が若い頃からの、モノシンセがポリになり、さらにデジタルやサンプリングが出てきた時のような画期的な進歩というのはあまり感じないのでちょっと寂しい感じもするんですが・・・。
まぁ映像の世界もそうでしょうけど、機材の発展期には新しい技術が新しいイメージを作ってきたようなところがあっても、今の時代はそういう部分でないところで新しい感性を打ち出さないといけないという事ですかね。
更新日時:
2002/08/06
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