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COLUMN

19      「R@BIT★VOX」制作風景
さて、今まで書いたようなテーマやCGといったコンセプトの元に「R@BIT★VOX」は完成した訳ですが、当初‘手軽に撮れる短編を’という事で始めた筈の作品が、完成してみると前作「Dolless」とほぼ同じ、半年ほども期間がかかってしまいました。
 
これは実際にはCGや編集、音楽が意外と大変だったんですね。
CGを使うシーンの撮影自体は自宅で撮影できるので、今回野外ロケは3シーンほど。その辺は割とラクできました。
 
なのでいつものような、ロケでの苦労話というのはあまりないんですよね。
出演者も前回から参加の、きさらぎるいさんと僕だけですし。
ただ今回のるいさんの役柄としては、実年齢を考えるとちょっとヤバイ(失礼)女子高生役。渋谷のセンター街での撮影ではけっこう恥ずかしかったです。
 
ルーズソックスにミニスカート、さらに派手目のメイクでナンチャッテ・コギャルに役作り(ていうかコスプレか?)したるいさんの歩く姿をローアングルから撮影する姿は、どう考えてもAVです。カメラが小さいのでどちらかというとインディーズ系でしょうか(爆)?
同じインディーズと言ってもホントは違うんですが、通行人の好奇に満ちた視線が辛かった・・・(涙)。
しかもそんな時ほど間が悪いもので、偶然どんぱちプロの小原さんと、別の作品のロケで遭遇。さんざんエンコー野郎などとからかわれました。
ま、別にいいけどね・・・。
 
話は変わりますが、今回の撮影方法について。
今回一番のポイントとして、初めてプログレッシブ撮影を使ってみたんですよ。
簡単に言うと、通常フィルムが24コマ/秒なのに対してビデオは60コマ(インタレース)、これがフィルムとビデオの雰囲気の違いの原因なんですね。それをビデオでも30コマで撮れるモードがプログレッシブというものです。
 
今までも僕はビデオの画質は嫌いだったので、何とかビデオ臭さを消そうといろいろ工夫してた訳ですけど、僕のカメラ・パナDJ100がきちんとした30P(プログレッシブ)で撮影できるという事が分ったので使ってみました。今まではプログレッシブといっても正確にどんな仕様なのか分らなかったので使えなかったんですが、そうと知ってれば「Dolless」でも使えば良かった・・・(涙)。
 
実際は異世界のシーンは虚構性を出したいのでプログレッシヴで撮影し、生々しさを出したい現実のシーンではインタレースのままで撮るなど使い分けました。
そんなところですね。
更新日時:
2002/12/18
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